Lippel社が機械を製造し、WEG社が電気制御盤を製造する共同活動の下で、工業残留物を燃料に変換させるための圧縮・練炭化システムが生産されています。ピーナツ、米の殻、トウモロコシのわら、おがくず、サトウキビの粕等は、木材の燃焼に代わる高熱量を提供し、環境に配慮した固形燃料である練炭に変換されます。

専用化とコンパクト化された練炭製造システム用制御パネルは、WEG社自動化ユニットの特殊スイッチ販売部門によってLippel社のニーズに応じて開発され、製品の標準化、迅速な対応、技術サポート、教育および継続的な改善を提供します。

Lippel社の取締役Samoel Zilse氏は、「WEGとの提携は、会社にとってレファランスと化しました。」と語り、「WEG社のパネルによって弊社製品の品質は著しく向上し、コストと標準化の面でも改善することができました。また、WEG社は弊社のお客様に対してサービスを提供し、可能なソリューションを常時追求しています。」と付け加えます。

WEG社自動化ユニットの特殊スイッチ販売部長Manfred Johann氏によると、WEG社の特徴はお客様が求めている物をカスタム化して提供することであり、「お客様一人ひとりのニーズを検討し、ソリューションを展開、変更または適応させるためのスタッフがおります。」と彼は強調します。

練炭は、ピザ店、病院、家庭、工場等、様々な分野で使用されます。簡単に保存することができ、化石燃料の代用となることで、環境に対して大きなメリットを生み出します。

練炭使用の利点

熱および蒸気発生させるための燃料として練炭を使用するメリットは数多く挙げられます。クリーンエネルギー源とされている練炭は他の燃料と比べ、低い汚染度を示します。また、植物の残留物で作られるため、更新可能なエネルギー源であり、環境の浄化に貢献します。保存剤、化学物質、添加剤、接着剤等を含まず、有害な煙および臭気を発生させません。

練炭は薪と同じシステムで燃焼させることができます。1トンの練炭を使用することで、カーボン無排気のみに留まらず、伐採から免れた10本の樹木(高さ6m、幹円周1.6m)が光合成によって大気のCO2を吸収し続け、環境へのインパクトを更に緩和します。1本の樹木は毎日平均22kgのCO2を吸収します。化石燃料に代わって練炭を使用することはブラジル政府も奨励しており、エネルギーを60%まで節約することができます。

燃料の比較表

18.5MBTU生産に要する燃料の比較量。なお、1MBTUは252,000Kcalに相当。

練炭 生チップ BPF 1 油 GPP 天然ガス
1 ton. 2 ton. 2.3 ton. 500Kg 404 Kg 510 Kg

練炭生産システムの制御パネルは、Lippel社のニーズに応じてWEG社が開発し、製品の標準化、迅速な対応、技術サポート、教育および改善に向けた継続的追求を提供します